お盆とは夏季に行われる祖先の霊を祀る一連の行事を指します。
その由来は文字通り、祖先に対するお供え物を置く容器を意味するのものでしたが、時代とともにお供え物を供え祀られる精霊の呼称となりました。それで現在でも「ボンサマ」と呼ぶ地域があります。盆の明確な起源は分かっていませんが、年に2度、初春と初秋に先祖の霊が子孫のもとを訪れて交流する行事が始まりで、
8世紀頃には春の祖霊の年神と強調される正月の祭りと、秋の盂蘭盆会と習合して、夏の祖先供養を行う行事としてお盆が確立されました。
私のお盆の思い出は、商売柄、両親とも忙しかったので、母親の実家に幼いころから預けられて過ごすのが、恒例でした。
暑い中、母の実家で虫取りや盆踊り、蚊帳などをしていたのがぼんやり記憶の彼方に残っています。
まだまだ暑い夏が続きます。帰省やお墓参り等、何かと身体に疲れが溜まりやすい時期、どうかお体に気を付けてください。